一人情シスのつぶやき

名古屋の中小企業で一人情シスをしている作者が、日々の業務で思うことをつぶやきます。

Chromeの自動更新

Chromeの自動更新をADのグループポリシーで行っている。

support.google.com

を参考に設定したが、更新されない。 以下の設定を追加で変更したところ、うまく動作するようになった。

  • [Google Update]-[Application]-[Google Chrome]
    • Allow installation: 未構成 → 有効
  • [Google Update]-[Preferences]
    • Auto-update check period override: 1400 → 60

Excelでオプションボタン

利用者が使い慣れたExcelでアンケートシートを作ろうとした際のこと。

どれか1つを選択してほしい場合は、オプションボタンを使う。開発タブにあり、フォームコントロールActiveXの2つがある。

  • フォームコントロール

    • フォントの見た目がActiveXと比べればマシ。
    • グループ化するのに、グループポックスを使用しないといけない。
      • 行や列の追加・削除でグループボックスに入ったり外れたりすると挙動が想定外となる
      • レイアウト上、グループボックスが不要な場合は非表示にしないといけない。が、非表示にするとどこにあったかわからなくなる。
      • 誤ってグループボックスが重なったりするとやはり想定外の挙動となる。
  • ActiveX

    • グループ化するのにグループ名を指定できるので、フォームのように想定外の動作をすることはない
    • フォントの見た目がひどい。クリックしたときとそうでないときで大きさが変わる?
    • 項目Aを選択し、項目Bを選択してさらに項目Aを選択...と繰り返すと、どんどんフォントが大きくなる(致命的)

ActiveXのフォントが大きくなる不具合は致命的なので、グループボックスの位置に注意しながらフォームコントロールを使うことにした。 どちらの場合もだが、オプションボックスをセル内に収まるようにしないと、セルの追加で配置がずれてしまうので注意。

NECのEXPRESSSCOREのJavaアプレットが動かない

当社ではNEC製サーバを導入しているのだが、NECサーバではサーバのステータス確認や設定変更にEXPRESSSCOREというWebコンソールが利用できる。 これが、一部機能がJavaアプレットで動く仕様になっている、今時...

BIOS等の更新が出ているので適用しようと思い、現在のバージョンを確認しようとすると、このアプレットか、サーバを再起動して起動画面で確認するしかない...

今時Javaアプレットが動くのはIESafariくらい。JREは8までしかサポートしない。 Windows 7IEでなんとか動かそうとするのだが、反応しない。

通常のブラウザで確認できる画面にsshの項目があり、これを有効にしたところsshでログインできた。ほしいバージョン情報も取得できた。 ただ、このまま開放しとくのも気持ち悪いので、必要なときだけsshを有効にする運用とした。

MariaDBのON UPDATE CURRENT_TIMESTAMPに対するUPDATEの動作について

リンク先同様、しばらく悩んでしまったのでメモ。

MySQLでON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP で更新時にタイムスタンプを自動更新するように設定している場合でも、UPDATE前後で値に変化がなければタイムスタンプは更新されない。

qiita.com

Bootstrapper().Run() 実行時にFileNotFoundException

WPFでPrsimを習得しようと日々格闘中です。

ふとしたタイミングで、Bootstrapper().Run()実行時に

"ファイルまたはアセンブリ 'System.Runtime, Version=4.1.2.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a'、
またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。
":"System.Runtime, Version=4.1.2.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a"

なるエラーが表示されて進まなくなってしまいました。 シンプルなShellのみ起動するように修正してもダメ。NuGetですべてのライブラリを一旦アンインストールし、最小限のみとして前に正常に起動した状態に戻してもダメ。

どうやら、app.configとターゲットバージョンにより発生(自分のプロジェクトでは4.7.2)するらしい。

.NET Standard issues on .NET Framework 4.7.1 · Issue #567 · dotnet/standard · GitHub

Workaroundsにあるようにapp.configのdependentAssemblyタグをすべて削除し、ターゲットバージョンを一旦4.0にして再度4.7.2に戻したところエラーが消えて動作するようになった...

Visual Studio CodeでMarkdownのPreviewカスタマイズ

はまった。

Windows上のVisual Studio CodeMarkdown Previewcssでカスタマイズすることがどうしてもできない。指定した cssファイルがないと言われる。

css絶対パスでは指定できないことは認識しており、Markdownファイルと同じパスにcssを置き、setting.jsonでファイル名のみ指定してもダメ。各種記事を見てそのままやってみたつもりでもうまく行かない。 markdown-pdf.styles で指定してPDF出力する分には問題ないのだが。

結論としては、ファイルサーバにおいてあるファイルの場合はダメなよう。ネットワークドライブを設定してもダメ。 ローカルに持ってきたら普通に動作した... 半日無駄にした... なお、ファイルサーバに置いていると画像も表示されない。Visual Studio CodeMarkdown編集はファイルサーバ上のファイルとは相性が悪いと認識した。

WPFのMVVMについて考える

最近、Windows FormをやめてWPFのプログラムを書き始めている。

WPFは正直必要となる知識レベルが高く難しいというイメージで手が付けにくかった。今もそうだが。 何が難しいかといえば、MVVMの考え方をどこまで徹底するかに尽きるのではないかと思う。

MVVMについてまだまだ分からないことも多いが、今の認識をまとめる。

  • MVVMは、ModelとViewの間にViewModelという層を挟み、ModelとViewの依存関係を疎にするモデル
  • WPFの場合、ViewとViewModelの間でデータを複雑なコード不要でやりとりするBindingという機構があるので、うまく記述すればViewとViewModelの間も疎にできる
  • そうすると、Model, ViewModelは変えずにViewだけ差し替えることも可能となる。
  • Windows Formの場合は、Viewの一部であるコードビハインドに処理もがっつり書いてしまうため、Viewだけ差し替えるということはできず結構な書き換えが必要となる。
  • Windows Formもそうだが、何も考えずに書くとどうしてもViewに処理を書いて肥大化しがち。そこで、ViewはViewModelの処理の呼び出しのみにする方が良いとされ、コードビハインドには極力コードを書かない方が良いとされる。
  • 逆にViewModel側もViewに依存してしまうと別のViewに差し替えることができなくなるので、Viewに関するコードは書かない方が良いとされる。
    • MessageBoxのようなダイアログや、別のWindowを直接起動する処理すら良くないとされる。
      • じゃあどうするんだというと、Blendと言う部品や直接呼び出さずにInterface経由とすることで直接依存を避ける手段を取るべきとされる。これが初心者には超絶難解だと思う。
  • 逆に、上記のようなViewを差し替える事態がそもそも考えなくて良いのであれば、今まで通りコードビハインドにコードを書いても問題はない。それでもWindows Formより洗練された部品が使えるのでメリットはある。

さしあたって、すぐに直面するのはViewModelからMessageBoxのような利用者への通知処理をどう行うか。行いたいのはMessageBoxを出すことではなく利用者にメッセージを伝えることと抽象化し、ShowMessageのようなメソッドをもつInterfaceを定義してこれを利用する形とする方法をとっている。以下のページが参考になった。

sourcechord.hatenablog.com

このパターンは、コンストラクタに引き渡す処理に気をつければViewModelからのViewの呼び出しが簡単にできるため、よく使っています。